セクションアウトライン

  • Information: Moodle Moot Japan 2012 in Mie

    • 基調公演者

      Toshihiro Kita
      喜多敏博 教授(熊本大学)

      ムードルで遊ぶ - プラグインとカスタマイズ

      Moodleは簡単にインストールでき、コードを改変して簡単にカスタマイズすることのできるシステムです。データベースのテーブル構造や、モジュール化されたコードも明解です。Moodleを使っていて「ここをちょっとこういう風に変えたい」と思ったら、PHPプログラミングの心得さえあれば、エディタを使ってちょこっとコードを変えるだけで実現できてしまいます。「こういう新しい機能が欲しい」と思ったら、世界の色んな人が公開しているプラグインを検索して探し出してインストールしてもいいし、少し時間をかければたいそうな開発環境などは不要で自分でプラグインを作ることも可能です。私も、このような遊び甲斐のあるMoodleを使って、大学の授業におけるニーズに応えるために、自分の研究のネタとしての意味も兼ねて色々やってきましたので、その具体例をデモンストレーションを交えて紹介します。

      Vine Linux用Moodle RPM(日本語対応)の公開や「Moodleによる eラーニングシステムの構築と運用」(William H. Rice IV (著), 喜多 敏博 (監訳), 福原 明浩 (翻訳) ),技術評論社のWebサイト上での連載(「eラーニングシステム Moodleの活用とカスタマイズ」)など,精力的にMoodleの技術課題解決や大学および地域へのMoodle普及に活躍されている喜多先生による御講演です。
      Michael de Raadt マイケル・デ・ラート Moodleの開発管理者

      ムードル本部とどう関わりを持つか -- あなたもプロジェクトに参加できます

      ムードルは一人の創始者の作品として始まりましたが,今では22人の専属開発者,200人のボランティア開発者,そして開発には関わらないものの様々な形 でムードルを支えるコミュニティーとともに成長を続けています。オープンソースのプロジェクトですので,ムードル開発は多くの人たちの適当な思いつきで左 右されていると思われる方もいらっしゃるようですが,実はその開発プロセスは大変洗練されたものになってきています。私はこのプレゼンテーションで難しい 言葉を使わずに,ムードルが如何に維持され,日々改良されているかを説明いたします。更に開発などに無縁な方々も,どうしたらこのプロセスに参加できるか についてもお話しします。

      マイケル・デ・ラート氏は、基調公演の上に発表(ムードルプラグインの過去,現在,未来)とワークショップ(ムードル2のためのプラグインの更新)も行います。
      Martin Dougiamas マーティン・ドゥギアマス(バーチャル講演) Moodleの開発主任

      Moodle3.0へのロードマップ

      教育やテクノロジーの変化に応じるため,ムードルの新しい方向性と,これから数年のムードル開発の道筋についてお話しします。