Presenters発表者
Main presenter筆頭発表者
Affiliation所属機関
University of Toyama 富山大学 Toyama Japan
Presenter [2]発表者[2]
Presenter [3]発表者[3]
Presenter [4]発表者[4]
Presenter [5]発表者[5]
Presentation details 発表詳細
Presentation title発表の題名
医学生の実技の練習、互いの評価、及び自動解析ツールとしてのMoodle
Presentation abstract発表の要約

【背景】医学生は実技を模擬練習する必要があるが、指導者不足、紙解析が課題である。学生同士の評価は有用である。

【目的】Moodleで実技を医学生同士で練習、評価し、自動解析された。

【対象・方法】医学科4年生にMoodleから模擬患者情報や「胃管を挿入せよ」などの課題と模範動画を提示し、当日は2人組で、スマートフォンからMoodleにログインさせ、相手に渡し、片方が実施、片方がMoodle上のチェックリストで評価した。チェックリストは、小テスト(多肢選択問題、複数回答許可)で構築し、評価後に自動でフィードバックされた。課題・項目毎のファシリティ指数、識別指数が自動解析された。

【結果】登録率95.7%。問診、診察などの課題で識別率が高い項目が明らかとなった。胃管挿入などの課題で、評点は満点近くとなり、ファシリティー指数67.0%96.4%、識別指数28.9%~58.8%であった。

【考察】Moodleとスマートフォンを用い、医学生が13種類以上の実技を効率的に練習、互いで評価を実施できた。課題・項目毎の自動解析もなされた。学生による評価の信頼性は課題である。

【結語】医学生が実技を練習し、互いに評価し、自動解析させるツールとしてMoodleは有用である。


Original submission元の原稿

発表の題名: 医学生のパフォーマンス・ピア評価・解析ツールとしての

発表の種類: Presentation (20 mins) プレゼンテーション(20分)

発表の言語: Japanese 日本語

発表のキーワード: 医学生、ピア評価、パフォーマンス評価

発表の要約: 【背景】医療系学生は臨床実習で不足する経験・評価をシミュレーション形式で補う必要性があるが、既存の形式のシミュレーション実習は実施 率は伸び悩んでいる。高機能シミュレータや独自端末などが販売されているが、指導者確保の困難さや高額であるなどの課題もある。一方で、学生同士の ピア・ロールプレイのシステマティックレビューでは、満足度は高く、学習効果も他の方法と同等で、費用対効果が高いことが示され、初学者が他者を評価するには、概略評価ではなくチェックリストが望ましいとされる。【目的】学生が臨床推論や医行為を実施するのをピア評価する際に、Moodleを用いることの有用性と課題を検証することを目的とした。【対象・方法】富山大学医学科4年次の臨床実習前シミュレーション実習(14種類のシナリオロールプレイ(胸痛、腹痛などから3シナリオを提出)、13種類の医行為(胃管挿入、心エコーなど))参加者116名にMoodleから課題と評価表を提供し、学生は7グループ別日に、2人1組で、個人端末を利用し、実施と評価を交互に行わせた。Moodleの活動は、小テスト(多肢選択問題、複数回答許可)の選択肢毎に評点を与える形で構築した。事前に、説明、デモンストレーション動画をMoodleから提供し、実習当日は1名の指導者は補助的な指導のみ行った。登録直後に、画面にフィードバックが表示される。事後に課題毎の評点及び、項目毎のファシリティ指数、識別指数を取得した。【結果】登録者は111名であった(95.7%)。自動解析が行われ、シナリオロールプレイで 小児課題では、診察項目、鑑別項目、検査項目で識別率が高く、一方、成人課題ではそれに加えて、初期対応項目、病歴項目、検査・ 治療方針項目で識別率が高かった。また、医行為課題では、評点は満点近くに寄っており、ファシリティー指数は67.0%~96.4%、識別指数は28.94%~58.78%であり、心電図装着と直腸診の各課題の識別指数が高い結果であった。【考察】すでに導入されているMoodle上から、学生の個人携帯端末に自由に課題とピア評価表を提供することが可能であり、高い実施率と費用対効果、一定以上の信頼性を達成できたと考えられる。また課題、項目毎の解析も効率的に実施された。一方で、医行為課題については、交互に実施しているため、前半評価に回った学生は高得点となった可能性があり、前半後半の実施を別に記録する必要性があると考えられた。【結語】医学生のパフォーマンス・ピア評価・解析ツールとしてのMoodleの有用性と課題を報告した。

Keywordsキーワード
医学生、ピア評価、パフォーマンス評価
Topicトピック
Possible presentation times可能な発表時間
2月20日(土)午前##2月20日(土)午後
Handout file資料のファイル
Presentation slides fileスライドのファイル
Presentation URL発表のURL
Presentation video発表のビデオ
https://moodlejapan.org/mod/bigbluebuttonbn/view.php?id=2190
Comments or questionsコメント・質問
Submitted by提出ユーザ
MIHARA Hiroshi
Submitted: 提出: 2020年 12月 9日
Modified: 更新: 2021年 01月 25日
Peer review査読
Peer review score査読評価
78
Peer review details査読詳細

Peer Review 1

クライテリア評価
内容の明瞭さ9 / 10
発表の長さ: 10 / 10
独創性と革新性: 9 / 10
公募内容との関連性: 9 / 10
体裁や内容の質: 10 / 10
総合評価: 45 / 50
92 / 100

Peer Review 2

クライテリア評価
内容の明瞭さ6 / 10
発表の長さ: 6 / 10
独創性と革新性: 7 / 10
公募内容との関連性: 9 / 10
体裁や内容の質: 2 / 10
総合評価: 35 / 50
65 / 100
Peer review notes査読メモ

ご提出ありがとうございます!

あなたの提案は条件付き承認されました

  • 完全に認められるように、2021 Feb 1 (Mon) 23:55までに要求された変更を行って下さい。
  • 変更が完了したら、再度通知をいたします。
Scheduleスケジュール
Schedule numberスケジュール番号
311-P