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発表の題名: 同時双方向型遠隔授業と共生させる Moodle サイトの活用事例
発表の種類: Presentation (90 mins) プレゼンテーション(90分)
発表の言語: Japanese 日本語
発表のキーワード: 遠隔授業、同時双方向、大学初年次、EdTech、DX
発表の要約: COVID-19 により既存の Moodle サイトの運用が激変した。理工系大学(第1筆者所属先)の初年次科目(第1筆者担当)において同時双方向型(リアルタイム)遠隔授業スタイルに合わせて e-Learning サイトを運用させた。これは「デジタル事業変革(DX)」に対応した高等教育における「教育変革(EdTech)」である。この変革では大学で設定・統一させた遠隔授業システム(配信システム:Zoom Webinar/Meetings)を使用して、担当教員の運用下で少人数制クラスの履修生(30~90人)が同時に聴講し、かつ同時双方向に質疑応答を行いながら提供された。この学修環境において既存の Moodle サイトを利活用させた。例えば「個人学習とグループ学習の連携」に対応した電子掲示板(Forum)機能の利活用、「授業内学習と授業外学習の連携」に対応したオンライン小テスト(Quiz)機能の利活用、「2次元形式の数式」に対応したチャット(Chat)機能、そして「エビデンス(受験結果・Moodle サイト・ログなど)に基づいた学習データ分析」を行うことができるレポート機能を報告する。
- Peer review details査読詳細
Peer Review 1
クライテリア | 評価 |
内容の明瞭さ | 8 / 10 |
発表の長さ: | 10 / 10 |
独創性と革新性: | 10 / 10 |
公募内容との関連性: | 10 / 10 |
体裁や内容の質: | 8 / 10 |
総合評価: | 50 / 50 |
| 96 / 100 |
フィードバック コロナ禍でのMoodle利用の事例として、本年度のMootに適した内容かと思われます。字数制限としてはほぼギリギリかと思われますので、発表中に以下の点なども触れていただけると良いかと思われます。・「2次元形式の数式に対応したチャット」など、機能改善・開発などの可能性があるものについては、その点も触れていただけると良さそうです。・「エビデンスに基づいた学習データ分析」に関しては、Moodleに限らず、今後の学習分析や教学IRなどで求められる内容かと思います。デフォルトのMoodleで得られるレポート以外の内容も含まれているようでしたら、ぜひその旨もご紹介いただければと思います。
Peer Review 2
クライテリア | 評価 |
内容の明瞭さ | 7 / 10 |
発表の長さ: | 8 / 10 |
独創性と革新性: | 6 / 10 |
公募内容との関連性: | 10 / 10 |
体裁や内容の質: | 8 / 10 |
総合評価: | 40 / 50 |
| 79 / 100 |
フィードバック 理工系大学でのMoodleの活用はとても興味深いテーマです。前半の前置きが少し長い様ですので、後半のMoodleの活用の方に注力して頂けるとより良いと思われます。Zoomとの「共生」と言う言葉を使っていらっしゃいますが、「共生」と言うワードが適切な感じがしません。他の言葉は無いでしょうか。また、ZoomはMoodleの中でプラグインとして走らせている(例えばMAJがやっているBBBの様に)のでしょうか?それだと「共生」に近くなる気もしますが、でもまだ違和感があります。あるいは全く独立して使っているのでしょうか?そこのところが知りたいと思います。