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発表の題名: LTIカスタムパラメータによる Moodle - JupyterHub 連携に関する研究
発表の種類: Presentation (20 mins) プレゼンテーション(20分)
発表の言語: Japanese 日本語
発表のキーワード: Moodle, LMS, LTI, JupyterHub, JupyterLab, Docker, Podman
これまで Moodle等のLMSとJupyterHubの連携については,LTIによるシングルサインオンのみが主流であった.今回我々は LTIのカスタムパラメータを使用することによって,Moodle側から,JupyterHub及びJupyterHub によって起動されるJupyterLabのコンテナを制御するシステムを構築した.これにより,Moodleのコース毎にコンテナ側でマウントするボリュームや実行するコンテナイメージを動的に制御することが可能となった.
特にコース毎に利用できるボリュームについては,コンテナ側に対して教材提示用・教材回収用・学生の作業用ボリュームを教師側で指定することが可能で,Jupyterを使用した学習の効率化に役立つことが期待できる.
以上の機能を実現するために,Moodle上でLTIのカスタムパラメータの設定を補助する mod_ltidsモジュールを,JupyterHub に対してはDockerを利用するためのLTIDockerSpawner ClassとPodmanを利用するための (podmanspawnerを基にした) LTIPodmanSpawner Classを開発した.またコンテナを制御するために,コンテナの初期設定を行うstart.shの改造を行った.従って,コンテナイメージについては新しいstart.shを利用する為にdocker buildコマンドで再構築を行わなければならない.
- Peer review details査読詳細
Peer Review 1
クライテリア | 評価 |
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内容の明瞭さ | 8 / 10 |
発表の長さ: | 10 / 10 |
独創性と革新性: | 10 / 10 |
公募内容との関連性: | 10 / 10 |
体裁や内容の質: | 6 / 10 |
総合評価: | 45 / 50 |
| 89 / 100 |
フィードバック 形式について 概要は日本語で500字以内です。英単語を「1語」とカウントすれば制限に収まりますが,できる限りアルファベット等も「1字」でカウントして,全体の制限に収めていただけますようお願いします。内容について 発表内容は多くの参加者にとって大変有益と思われます。ただ,概要には,参加者によっては必ずしも馴染みのない用語や概念が使われています。字数制限もありますので,特にプログラミングに関する用語・概念等は,機能や特徴,目的等の簡潔な記述に換えていただけますと,様々な参加者にとってよりわかりやすい概要となるかと思います。
Peer Review 2
クライテリア | 評価 |
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内容の明瞭さ | 8 / 10 |
発表の長さ: | 7 / 10 |
独創性と革新性: | 7 / 10 |
公募内容との関連性: | 7 / 10 |
体裁や内容の質: | 7 / 10 |
総合評価: | 35 / 50 |
| 71 / 100 |
フィードバック 抄録からはJupyterとの連携を強化するためのプラグイン開発報告と読み取れましたが、この理解でよろしかったでしょうか。可能であれば、抄録の前半に発表の目的をより明確にお示しいただけると良いかと感じました。内容については少々開発者寄りなものになっているかとは思われますが、参加者の中でも開発者の立場として参加される方もいらっしゃいますので、サーバへの実装等における課題や注意点なども整理しておいていただけると発表時のディスカッション等につながるかと考えられます。
Peer Review 3
クライテリア | 評価 |
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内容の明瞭さ | 9 / 10 |
発表の長さ: | 10 / 10 |
独創性と革新性: | 10 / 10 |
公募内容との関連性: | 10 / 10 |
体裁や内容の質: | 9 / 10 |
総合評価: | 45 / 50 |
| 93 / 100 |
フィードバック 非常に革新的であると期待できる。概要文において、Moodleの利用者にとって、JupyterHubを含む全体の構成とそれを利用した際のメリットがもう少し分かりやすいと良いかと思う