研究・開発補助金 採択結果 2016

研究・開発補助金 採択結果 2016

各種情報ツールで入力した情報をMoodleに集約できるプラグイン「SharedPanel」の拡張

長岡 千香子

128,000 yen

現在,多くの大学生が,FacebookやTwitterといったSNSを日常的に利用している.そこに掲載される情報は日常的な気付きや発見,他者への発信など,インフォーマルでありながらも使用者の学びのアウトプットが含まれる.そこで,FacebookやTwitter といったSNS(Social Network Service)やメールなどの各種情報ツールで入力(投稿・送信)した情報を,Moodleのアクティビティ上に一覧表示するプラグイン「SharedPanel」を開発し,他の学習者や教員が閲覧・参考・評価できるように開発を行う.本システムは既に一部の情報ツール(Facebook,Twitter,メール,Evernote)には対応済みであるため,写真専用のSNSであるPinterestやInstagram,動画専用のSNSであるVineなど,まだ連携させていない情報ツールと連携させる.期待される効果として,フィールド演習などで資料として撮影した写真などを容易にMoodle上で共有できるため,学習者間の情報共有を促進できると考えられる.

STACK出力フィルタープラグインの開発

松木 孝幸

121,000 yen

我々は、STACKの入力に関する欠点に気が付き、これを修正する方法を今まで提案してきた。欠点とは、学生の回答欄にMaximaのコマンドを入力するとMaximaの計算結果をSTACKが返してしまい、問題の回答が解答欄下に表示される。従って、学生が回答を容易く手に入れてしまうことである。修正方法としては、種々の方法があり、それらのうちで簡易的な案は提案済みであるが、真の解決法と考えるフィルタープラグインによる解決は時間がかかるために後回しにしてきた。このプラグインの開発が行われれば、安全に問題を提示することができ、多くの教員によるSTACKによる利用が期待される。この開発を主眼としたのが今回のプロジェクトの提案内容である。

Moodle利用統計プラグインの開発

三浦 謙一

117,000 yen

Moodleシステムがどの位活用されているかを判断するために、学部・学科のコース数や利用者数(教員、学生)を抽出してグラフ化したり、年度別の推移グラフを作成することが一般的に行われている。この利用統計データを簡単に取得できるMoodle Pluginを開発する。コースの中には実際の中身がない所謂ゾンビコースが少なからず存在するが、これを除外して有効なコースだけをカウントする機能も持たせる。コースを実際に数えたり、データベースからSQL文で抽出する高度な知識も不要で、Moodle管理者が管理画面から利用統計データを簡単に取得できるようになり、管理作業の省力と精度向上に役立つことが期待できる。

Reader Badges

Gordon Bateson

137,000 yen

This project will create a new award criteria for digital badges, in which students earn badges automatically when their reading total, as accumulated in the Moodle Reader module, reaches certain predefined points.

The overall aim is to give progressively higher level badges for progressively higher Reading totals.

It will also be possible to specify a start and end time for the period to which a badges applies. This would make it possible to award badges for the reading accomplishments within a certain period, such as the following:

  • all words ever read
  • words read in the first year of university
  • words read over the summer vacation

In standard Moodle, badges can be awarded manually (to anybody for anything, at any time) or automatically (for activity completion or course completion). However, "activity completion" does not cater for the site-wide nature of the Reader module. Also, "activity completion" is a binary switch - it's either ON or OFF, and does not handle multiple levels of reading achievement based on the score achieved for a specified activity. The new Reader badges will overcome these restrictions, allowing progressively higher level badges to be awarded for progressively higher reading totals across the whole Moodle site.

From Zero to Moodle

Peter Schinckel

94,000 yen

From Zero to Moodle. Spreading the use of Moodle throughout the Japanese high school system. Initially I will be setting up Moodle at my high school from scratch. This includes hardware (a server, wifi, dedicated PC) along with installing Moodle on to the server and creating course content initially focusing on English and Maths. This will act as a model or blue print that other high schools can use to help them set their own Moodle server and courseware. Content created by me will be freely available and I hope this will encourage greater cooperation between high schools. I will be reporting on the benefits of e-learning through Moodle by comparing students test results and subject skills pre and post Moodle.

Community Hub Custom Theme and Upgrade Proposal

Don Hinkelman

104,000 yen

日本ムードル協会(以下MAJ)コミュニティハブ(以下ハブ)は、MAJのメンバーに提供される無料のコース共有サイトである。利用者にはコース共有やコース評価など、ハブへの寄与に応じたダウンロード可能数が与えられる。2014年のMAJ助成金により、コース共有の機能が追加された。利用者は新しいコースを提供するだけでなく、試用およびダウンロードが可能となった。また、権限を与えられた利用者はコースの編集や改訂版の提供も可能となり、コース開発のコミュニティとしてハブを利用することもできるようになった。2015年では、(1)テーマ改善による、ランキング機能など共有機能の更新(2)利用状況に応じた個別メールの送信機能(3)MAJサイトとのシングルサインオン(SSO)という3つの機能が追加された。2016年では引き続き、カスタムテーマの利用によるユーザ体験の向上、最新版Moodleへの対応、およびバックアップを目的としたクラウドシステムの調査研究を行う。

暗記学習における有効な小テスト印刷機能の開発 ~Moodle小テストとの併用による効果的な学習のために~

竹内 豊一

99,000 yen

研究・開発助成金2015で開発した印刷機能は、小テストの計算問題を選択しボタンを押せばワードに内容が落とせ、簡単に同じ内容の学習プリントが作れるというものであった。実践研究の結果、プリント学習で最低限の学力を身に着けさせ、moodleの小テストで習熟させるという、新たに開発した印刷機能とmoodleの持つ機能の併用の有効性を見出せた。 それを踏まえ、次の段階として暗記学習に有効な印刷機能の開発に取り組みたいと考えている。具体的には、「覚える」学習の際にはmoodleの小テストに制限時間を設定し時間内に満点をとることを目指す。次の段階で覚えたことを正しく「表記する」ことを目指す。そのために有効な学習プリントのレイアウトやそれに伴った学習方法を見つけ出したい。

研究成果物は、補助金受領後,1年以内にGPLコードとしてmoodle.orgのプラグインデータベースまたは国内の適切なムードルサイトを通じて一般に公開して頂きます。 また、原則として、Moodle Moot Japan 2017 で成果を発表して頂きます。

The resultant product must be released as GPL code and posted for distribution on the moodle.org plugins database or any appropriate Moodle Japan sites within one year of acceptance.It is expected that the grant-subsidized project results will be reported/presented in the subsequent Moodlemoot (Moodlemoot Japan 2017).

最終更新日時: 2016年 06月 12日(日曜日) 17:49