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発表の題名: STACK と Essay (auto-grade) 問題タイプによる物理学試験の実施

発表の種類: Presentation (40 mins) プレゼンテーション(40分)

発表の言語: Japanese 日本語

発表のキーワード: STACK, Essay (auto-grade), STEM, Summative Evaluation

発表の要約: 大学物理学の講義科目において,成績評価の試験を Moodle のみで実施した試みについて,実践の詳細と課題を報告する。Moodle をはじめとする LMS は,授業内のアクティブラーニングを補完し,また学習者個々に合わせたアダプティブラーニングを実現するシステムとして,大学教育においても導入が進む。しかし,そうした形成的評価のための使用と比べ,定期試験等の総括的評価における LMS の使用は,早くから CAL の導入が進んだ語学・資格教育等の例を除き,一般化していない。特に,数式や論述形式による解答が重視される大学 STEM 教育科目においては,学生による解答入力やコンピュータによる採点等の面で,LMS での試験実施には課題がある。本実践では,STACK と Essay (auto-grade) を用いることで,こうした課題を回避することを目指した。主な結果は次のとおりである。解答入力に関しては,学生アンケートでキーボード入力や数式入力への不慣れに対する配慮を求める声も見られたが,実際には概ね適切になされていた。また,論述の自動採点は,手動修正が必要であったものの,高自由度な日本語文構造に対応するために正規表現を利用することで,想定した解答を概ね適切に弁別できた。したがって,入力に関しては学生の習熟を促し,また,自動採点については実践を蓄積してより適切な解答例を用意することで,学生の不満感を低減させつつ,省力的に試験を実施することが可能であると期待できる。

Title題名 : STACK と Essay (auto-grade) 問題タイプによる物理学試験の実施
Type種類 : プレゼンテーション(40分)
Category部類 : 個人の発表
Language言語 : 日本語
Abstract要約 :

大学物理学の講義科目において,定期試験を Moodle のみで実施した試みとその課題について報告する。


Moodle 等の LMS は,形成的評価により学習を支援するシステムとして,大学教育においても導入が進む。しかし,定期試験等の総括的評価における使用はまだ一般化していない。特に,数式や論述形式による解答が重視される大学 STEM 教育科目においては,LMS での試験実施には解答入力や採点上の課題がある。


本実践では,STACK と Essay (auto-grade) を用い,こうした課題を克服することを目指した。結果は次のとおりである。学生アンケートでは,キーボード操作や数式入力への不慣れに対する配慮を求める声もあったが,一部にとどまった。また,論述の自動採点は,手動修正を要したものの,高自由度な日本語文構造に対応するために正規表現を利用することで,解答を概ね適切に弁別できた。したがって,入力に関しては学生の習熟を促し,また,自動採点については実践データを蓄積してより適切な解答例を用意するなどにより,大学 STEM 教育科目においても LMS による省力的な試験の実施が可能であると期待できる。

Keywordsキーワード : STACK, Essay (auto-grade), STEM, Summative Evaluation
Topicsトピック : Moodleの利用
Presentation times発表時間 : 2月28日(金)午後
Main presenter筆頭発表者 : Dr. Jun SAITO 斉藤 準
Affiliation所属 : Obihiro University Of Agriculture And Veterinary Medicine 帯広畜産大学 (Hokkaido, Japan)
EmailEメール : jsaito@obihiro.ac.jp
Handout資料 :
Slidesスライド :
Commentsコメント :
Added by入力ユーザ : SAITO Jun
Date added入力日付 : 2019年 11月 15日
Date modified更新日付 : 2019年 12月 11日
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Peer review査読 :

Peer Review 1

クライテリア評価
内容の明瞭さ8 / 10
発表の長さ: 8 / 10
独創性と革新性: 9 / 10
公募内容との関連性: 8 / 10
体裁や内容の質: 6 / 10
総合評価: 40 / 50
79 / 100

Peer Review 2

クライテリア評価
内容の明瞭さ9 / 10
発表の長さ: 9 / 10
独創性と革新性: 10 / 10
公募内容との関連性: 10 / 10
体裁や内容の質: 9 / 10
総合評価: 50 / 50
97 / 100

Peer Review 3

クライテリア評価
内容の明瞭さ9 / 10
発表の長さ: 9 / 10
独創性と革新性: 9 / 10
公募内容との関連性: 9 / 10
体裁や内容の質: 9 / 10
総合評価: 45 / 50
90 / 100
Submission status処理状況 : 承認
Schedule numberスケジュール番号 : 325-P
Schedule day開催予定日 : 2月 28日 (金)
Schedule time開催予定時刻 : 13: 00 - 13: 20
Schedule duration開催予定時間 : 20 分
Schedule room name開催予定室名 : 第4号室:だんご汁
Schedule room seats開催予定室名の坐整数 : undefined
Schedule audience聴講予定者 :