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発表の題名: 課題モジュールのルーブリックによる生物学実験ノートの授業内採点
発表の種類: Presentation (20 mins) プレゼンテーション(20分)
発表の言語: Japanese 日本語
発表のキーワード: ルーブリック, 成績管理, 同期授業, TA
Moodleは,非同期型授業や授業外のオンライン学習の環境として多く用いられている。一方,同期型授業や授業内での取り組みについては,チャットやBBB,投票やe-Voting等の活用例があるものの,さらなる実践の提案と効果の検証が期待される。本研究では,同期授業内での活用実践として,TAとの協働による授業内での生物学実験のノート採点の取り組みと,その評価について報告する。本実践において,学生が予習として準備的調査を実験ノートにまとめたものを,授業時にTAが採点した。採点には課題モジュールを提出物なしの活動として利用し,ルーブリックを設定した。信頼性担保のため,採点は複数のTAが行うこととし,TAの人数分の活動を用意して,評定表では採点の平均点を成績として集計することとした。結果として,履修者数が100名以上であったにもかかわらず,ノートの採点が授業内で省力的に実施された。また,学生やTAのアンケートでは,フィードバックの速さや客観性等が評価された。さらに,複数回のノート採点により実験ノートの質が向上し,本実践がテクニカルライティングの教育としても効果的であることが明らかとなった。
- Peer review details査読詳細
Peer Review 1
クライテリア | 評価 |
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内容の明瞭さ | 9 / 10 |
発表の長さ: | 10 / 10 |
独創性と革新性: | 8 / 10 |
公募内容との関連性: | 9 / 10 |
体裁や内容の質: | 9 / 10 |
総合評価: | 45 / 50 |
| 90 / 100 |
フィードバック 「採点は複数のTAが行うこととし,TAの人数分の活動を用意して」に関して、詳細な解説があると分かりやすいと思われる
Peer Review 2
クライテリア | 評価 |
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内容の明瞭さ | 10 / 10 |
発表の長さ: | 10 / 10 |
独創性と革新性: | 10 / 10 |
公募内容との関連性: | 10 / 10 |
体裁や内容の質: | 10 / 10 |
総合評価: | 50 / 50 |
| 100 / 100 |
フィードバック 良く纏まっています。
Peer Review 3
クライテリア | 評価 |
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内容の明瞭さ | 9 / 10 |
発表の長さ: | 9 / 10 |
独創性と革新性: | 9 / 10 |
公募内容との関連性: | 9 / 10 |
体裁や内容の質: | 7 / 10 |
総合評価: | 35 / 50 |
| 78 / 100 |
フィードバック > 採点には課題モジュールを提出物なしの活動として利用し,ルーブリックを設定した。信頼性担保のため,採点は複数のTAが行うこととし,TAの人数分の活動を用意して,評定表では採点の平均点を成績として集計することとした。提出物なしの活動、ということは、ノート自体は紙媒体(冊子媒体)で提出させ、それを担当のTAで回覧しながら採点を行った、という意味合いになるのでしょうか。学生・TAのアンケートではその有用性が意見として集まっていたようですが、評価対象となったノートそのものをどのように管理運用したのか、等を可能であれば記載いただければと思います。字数制限もあると思いますが、例えば冒頭のMoodleの特徴についてはMoodleMootの参加者特性から削っていただくことも可能かと思われます。また、この抄録の「本研究では,同期授業内での活用実践として,」は、文脈からすると「オンラインでの同期型(対面ではない)」と読み取れそうですが、この理解でよろしかったでしょうか。ご確認をお願いいたします。